セルフ・コンパッション · マインドフルネス

Autobiogaphy in Five Short Chapters – 五章の自叙伝

MBSRとMSCのクラスでは、毎回様々な詩や名言をクラスの中で紹介します。この詩はクラスが始まってから間もなく読み、またセッション4か5、または最後のクラスで読むことが多い詩です。

人生色々な道があって、そして色々な道を歩いているような気がするのですが、ふと気づくといつもと同じ道にいつの間にか歩いていた、同じ自分と、同じような問題とまた対面して悩んでる、そんなことも少なくないような気がします。

問題に対面したり困難な状況に陥った時に、自分の今の場所、この詩の中で何章目かな、って確認してみるのもいいかもしれません。

原文:Autobiography in Five Short Chapters by Portia Nelson

五章の短い自叙伝

第一章

道を歩いていたら
道の脇に深い穴が開いています
落っこちてしまいました
どこにいるか分かりません
絶望的です
でも自分のせいではありません
長い時間をかけてやっと出口を見つけて這い上がりました。

第二章

同じ道を歩きます
道の脇に深い穴が開いています
見て見ぬ振りをしました
また落っこちてしまいました
また同じ場所にいるなんて信じられない
でも自分のせいではありません
今度も長い時間をかけてやっと這い上がりました。

第三章

同じ道を歩きます
道の脇に深い穴が開いています
そこにあるって分かっています
また落っこちてしまいます、癖なんです
目をはっきり開けてるので、自分が何処にいるか分かっています
自分のせいです
すぐにその穴から出ます。

第四章

同じ道を歩きます
道の脇に深い穴が開いています
その穴を避けて歩き続けます。

第五章

私は別の道を歩きます。